浦城ダイビングタウンに一歩前進  ダイビング専用タラップ完成祝う

 九州有数のダイビングスポットとして知られる延岡市浦城町天神にできたダイビング専用タラップの完成式が11月23日、現地で開かれました。神事とセレモニーに続き、ビーチ・マリンクリーンが行われ、九州各県から集まったダイバーや地区住民らが周辺や海中のごみを拾ったり、草や枝を払ったりしてきれいにしました。  完成したダイビング専用タラップは、岸壁から海面までの手すり付き階段と踊り場、踊り場から海中に通じるタラップを完備。潮の干満はもとより、障害を持った人でも介助があれば安心して海中にエントリーできる環境が整いました。  完成式では、浦城地区活性化協議会会長の藤田敏廣浦城区長らが玉串を捧げた後、首藤正治市長が「タラップの完成で、今まで以上に海の中へのアプローチがしやすくなった。市民はもとより一人でも多くの人にダイビングを体験してもらい、浦城の海の素晴らしさを伝えていってほしい」と、お祝いの言葉を述べました。  また、天神を拠点にダイビングを教えるのべおか感動体験案内人連絡協議会の高橋勝栄会長は「完成したタラップはバリアフリーダイビングにさらに近づく設計がされており、今まで以上に幅広い人に楽しんでいただける自慢の施設になった。地元との交流を深めながら、全国に誇るダイビングスポットとして売り出していきたい」と抱負を語りました。  大分県佐伯市から毎週のように浦城に通う藤沢滋昭さん(53)は、「無理せずに普通に歩けるので、特に海から上がるときの安全性が格段に向上した。こんなタラップが完備された場所は全国どこ探してもない」と、その快適性に満足そうでした。  今回のタラップ整備は、延岡市が浦城地区で進める「ダイビングタウン延岡整備事業」の一環。県の中山間地域等創造支援事業を活用し、3年間で案内看板の設置、特産品市「夕焼け市」の開催、島巡りクルージング、ブルーツーリズムツアーの推進などに取り組み、日豊海岸沿岸地域の魅力を発信していく計画です。  11月27日には、正午から午後2時まで「第2回浦城夕焼け市」を開催。新鮮な活魚販売やサザエ・ブリの浜焼き、浦城水軍鍋(漁師鍋)の販売、海の幸などが当たる抽選会などが行われます。

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